結婚についての常識がない

結婚についての常識がない

結婚相談所には登録したものの、よく考えれば結婚についてあまり理解してなくて、用語を聞いてもピンとこない。

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

いざ結婚について具体的な話をした時、まったく話についていけずに相手に呆れられてしまった。 となると、「この人は結婚に対して真剣に考えてないのだ」と思われてしまうでしょう。

そんな事のないように、今回は用語の基本的な所についてご説明します。

まず、「婚約」です。

婚約はその名のとおり、「結婚の約束」という意味ですね。 実は、「婚約」には明確な定義はありません。 お互いの両父母の承諾がなくとも、二人の間に結婚の意志があれば「婚約」は成立します。

「結納」は、近年では廃れてしまった習慣です。 本来なら、自宅か料亭で「嫁入り道具」を渡し、両父母を含めた当人達が顔合わせを行う儀式的なものです。 最近では、結納も、料亭で食事をしながら挨拶するだけですましています。

嫁入り道具は用意しない家が圧倒的に多いようですね。

また、「エンゲージリング」と「マリッジリング」の違いを知らない方が意外と多いようです。 エンゲージは「婚約」、マリッジは「結婚」です。 つまりこの二つは別々の物で、結婚するには二本の指輪が必要になります。

わかりやすくいえば、「結婚してください!!」とプロポーズの際に渡すのがエンゲージリング。 結婚式の際に交換し、生活の中でつけるリングがマリッジリングになります。

何万、何十万と値の張る指輪を複数も買うなんてと驚く男性も少なくはないでしょう。 しかし、女性側からすれば、男性に大きな贈りものを貰うのは、一生に一度でもいいからしてみたい体験です。 そして、貰ったエンゲージリングを死ぬまで大切にすることになることでしょう。 これはきっと、全世界共通の願望だと思います。

男性側は、多少値段に融通がきかなくても、結婚する前に一度でいいのでリングについて真剣に考えて下さい。

また結納や指輪の基本的なことだけではありません。

結婚相談所に登録したら、今まで知らなかったワードにも出会うことになるでしょう。 たとえば、登録するのに必要な「独身証明書」です。

独身証明書とは、必要ない場合がほとんどです。 しかし、民法732条重婚の禁止により、独身であることを確認するため提示を求める相談所もあります。 これは公的証明書なので、市役所に行けば発行してもらえます。

また、有名企業や大学に所属していたと嘘をつく人が居ます。 そんな人をを排斥するためにも、「勤務証明書」や「卒業証明書」の提示が必要な場合もあります。

最近の結婚相談所では、顔写真の登録のため、顔写真やスナップ写真なども必要です。

基本知識を含めて、結婚する為の準備がたくさんあるのです。常識やマナーは身につければ、身につけた分だけ自分の力になってくれます。知識に自信のない人は、相談所へ行く前に、一度勉強しなおしてみてはいかがでしょう。